19年春夏ザラによるミリタリーコレクション

「ザラ(ZARA)」は5月14日、ミリタリーウエアから着想したコレクション“ザラ・サープラス(ZARA SRPLS)”の2019年春夏第3弾となる商品群を発売する。同コレクションは18-19年秋冬にスタートし、ECサイトのみで販売している。販売方法として売り切り御免の“ドロップ”方式を採用し、19年春夏物の第1弾は4月30日、第2弾は5月7日に発売した。既に完売商品も出ている。

optimize.webp (5)同コレクションは、通常のキャンペーンコレクションとは別で展開する商品群。「『ザラ』は既存ラインではあまりミリタリー由来のアイテムを扱っていない。“ザラ・サープラス”はジッパーやボタン、刺しゅう、パッチワークなどの細部まで凝った作りが特徴で、価格は(既存のカジュアルラインの)“ザラ・トラファ(ZARA TRF)”よりもやや上」(広報担当者)という位置付け。第1~2弾商品は「予想以上に売れるのが早かった。ベーシックなため、日本人にも着やすいようだ」。

optimize.webp (3)14日に発売する19年春夏の第3弾のウィメンズでは、褪せたピンクやベージュ、クリームなどのパステルカラーのワントーンコーディネートを提案する。価格はカーゴパンツ、リブ編みのコットンニットが各1万1990円。メンズもそろう。第1弾のウィメンズでは刺しゅうをポイントにしたカーゴパンツやジャケットなどを販売。第2弾ではパッチワークディテールをポイントにしたアイテム企画した。既に完売しているのは、第1弾のベーシックなカーゴパンツ(1万1990円)や光沢のあるテンセル素材のカーキ色ロングドレス(1万1990円)、第2弾のパッチワークのモッズパーカ(2万2990円)、パッチワークのカーゴスカート(1万1990円)など。

基本はECのみでの販売だが、新宿店には商品をそろえている。ただし、その場で商品の販売は行わないショールーミング形式で、購入はあくまでECに誘導する。「ザラ」は同様のショールーミングの取り組みを、昨年5~8月に六本木店の移転に合わせて期間限定で行っていた。ショールーミングを行っているのは新宿を含め世界で6店舗、アジアでは新宿のみという。