【決定版】ルイヴィトン 偽物の見分り方!素人でもわかるチェックポイント一覧
「これって本物…?」
ルイヴィトンをはじめとするハイブランドの人気アイテムは、その高い需要ゆえに、年々精巧な偽物が市場に出回るようになっています。見た目では一見わからないほどの精度を持つ「スーパーコピー品」も登場し、一般消費者だけでなく、専門業者ですら見分けが難しくなっているのが現状です。
今回は、実際に複数の製品を比較検証した結果をもとに、正規品と偽物の違いを徹底的に解説します。ハンドルの取り付け方、裏地の処理、タグの縫製、匂い、ファスナー、素材感、スナップボタン、コバの仕上げ、そして刻印のディテールに至るまで…細部に宿る“本物の証”を、具体例とともに紹介していきます。
高額商品だからこそ、見抜く力を身につけて、後悔のない買い物をしましょう。
まず1点目は、ハンドルの付け方です。一見しただけではほとんど分からないと思います。ここの金具から、小刃と呼ばれる部分が右寄りになっているのです。
一方、こちらの商品は、ハンドルの形状が均等に美しく作られていることが分かります。付け根部分にも歪みがありません。
しかし、もう一方の商品と比較すると、付け根部分に若干の歪みが生じているのが確認できます。さらに、金具の付け根部分の仕上げがかなり雑であることも明らかです。
両者を比べると、その違いは明白です。
次に2点目です。裏地の貼り方についてですが、赤布の後の最終部分が処理されていない状態が確認できます。
ほつれや黒いラインの部分です。
一方、正規品に関しては、内部の処理が丁寧に行われており、縫製がしっかりと施されています。裏地が全く見えない状態で美しく仕上げられています。
3つ目のポイントは、ブランド品のタグです。
ルイヴィトン製品は全て、内側に必ずこのようなタグが付いています。
このタグの縫い方についてですが、ルイヴィトンなどの高級ブランドでは、針穴と糸の太さが一致していることが特徴です。さらに、縫い目が斜め上に向かっているのが確認できます。
職人が最終工程を手作業で行う場合が多く、このような縫製方法が採用されるケースがほとんどです。
そう言われると、機械で縫製している状態です。
縫製です。こちらが本物の縫製です。この部分をご覧ください。
M字の形状をしていますが、こちらは偽物です。
このほつれた感じと、糸のガタガタ感、そして糸の細さが特徴です。
強度が全く異なります。
次に、匂いについてです。偽物は上履きのような匂いがします。こちらが偽物ですが、ぜひ嗅いでみてください。非常に強い上履きのゴムのような臭いがします。
次にファスナーの部分をご覧ください。こちらに2つのファスナーが付いていますが、こちらが本物、こちらが偽物です。偽物の方はメッキの質感がなく、テカテカしています。一方、本物はマット仕上げでしっかりと作られています。
このファスナーはルイヴィトンがよく使用するものですが、横からの形状が重要なポイントとなります。
横から見ると、ウエストがシェイプされている部分がキュッと締まっているのが分かります。こちらも一応シェイプされていますが、やはり違いがありますね。
厚みがあります。この部分は、ルイヴィトンの長年の特徴であるベルト部分です。
ハイブランド品は、ナイロン風のキャンバス地のような素材に非常にこだわりがあり、高価な材料を使用しています。
こちらも触っていただくと、張りがあり、固いながらもしなやかで滑らかな質感です。
一方、偽物は固く作ろうとしているものの、実際には柔らかく、しなやかさがなく、すぐにシワができるような素材を使用しています。
スナップボタンが付いていますが、形状が異なります。
本物は丸みを帯びたスナップを使用していますが、偽物は角張ったスナップが特徴です。
スナップは開けるとオス側とメス側に分かれますが、ルイ・ヴィトンのスナップは非常に特徴的です。偽物も形は一応似せて作られています。
本当だっぽいですね。
ただ棒の部分が非常に太いです。
比べると一目瞭然です。基本的にルイ・ヴィトンの本物は非常に細いスナップを使用しているため、ここを確認すれば容易に判別できます。
次にファスナーの形状を確認しましょう。
ルイヴィトンでよく使用されているファスナーは、この形状のものです。
こちらは黄色味が強く、こちらはやや白っぽい色をしていますが、先ほども申し上げた通り、偽物は塗料の塗り方が雑です。
このような少し白っぽく、かつ歪んで見えるという特徴があります。一方で、本物の場合は異なります。
塗料がしっかりと塗られており、歪みがない場合と比較するとすぐに分かります。縫製に関しても、ピンク色の部分をご覧いただくと違いが明確にわかるでしょう。
偽物は針の太さと糸の太さ、針穴が丸見えであることが特徴です。
このコートには適切な縫製が施されています。
針穴が残る点は偽物の特徴としてよく見られます。
本物は、糸と針が同じ太さで縫い合わせられています。
そういった針穴が出ないように、わざわざ工夫されています。
ブランド品の刻印は、深さが均一に統一されています。この偽物を見ると、彫りの深さが左側は濃く、右側は薄いなど不揃いです。一方、本物は全く異なり、非常に美しく仕上がっています。
2点目は「コバ」と呼ばれる赤い塗料が表面に施されているかどうかです。このコバが適切に処理されているかは重要なポイントです。基本的にルイ・ヴィトンは先ほども述べたように丁寧な作業を行うため、コバがはみ出すようなことはありません。
本物の場合、この処理の違いは明らかです。塗装がはみ出ている箇所などには特に注意が必要です。
最後は後処理ですが、内ポケットなど見えない部分にも手を抜かないことが重要です。
本物はきちんと仕上げが施されており、綺麗に作られています。
美しいですね。単に切りっぱなしではなく、後処理まで丁寧に仕上げられています。このような細部の処理がしっかりされているかどうかは非常に重要なポイントです。
非常に美しい仕上がりです。単に切りっぱなしにするのではなく、後処理まで丁寧に行われています。
このような細部の処理がしっかりされているかどうかは、非常に重要なポイントとなります。
まとめ:ハイブランド製品を選ぶ際、価格やデザインだけでなく、細部にまで宿る“本物ならではの品質”を見極める力が求められます。今回の比較検証で明らかになったように、ルイヴィトン 偽物は一見すると精巧に見えても、縫製の粗さ、金具の仕上げ、タグやファスナーの細部、素材感、匂いなど、確かな違いが必ず存在します。
特にルイヴィトンのようなブランドでは、職人による手作業の美しさや、統一された刻印の深さなど、“作りの哲学”が表れるポイントがいくつもあります。
今後もしブランド品を購入する際は、見た目だけに惑わされず、「どこで買うか」「誰から買うか」も含めて慎重に判断しましょう。
本物を手に入れるということは、ブランドの歴史と品質に投資すること。その価値を見極められる目を、この記事を通じて養っていただければ幸いです。